国語は「たぬきの糸車」を勉強中です。今回は物語文です。物語文では、時・場所・人物・出来事をとらえることから始めます。子どもたちは、慣れたもので、「一人読みをしてね。」と声をかけると、黙々と一人読みを始めることができるようになってきました。だいたいの設定をとらえてから、時間の流れで場面に分けました。そして、場面ごとに、『おかみさん』の心情に注目して読み進めていっています。低学年ですので、場面ごとに、劇化して位置や動きを実際に役割で演技をしてみます。そうすることで、『おかみさん』の『たぬき』に対する気持ちが変化していくことに、子どもたちは自然に気付いていっています。そして、『おかみさん』になりきって、日記という形でノートにおかみさんの気持ちを書いています。書くことに抵抗のある子もいますので、わざとおかしな日記を示して、気付きやすくしています。劇や日記で、子どもたちは、『おかみさん』の『たぬき』にたいする気持ちが変化していくことをよく理解していますし、楽しそうに取り組んでいます。初めの方で、「おかみさんは、ふきだしそうになったのに、どうしてだまって糸車を回し続けたのかな。」と 聞いたときには、「分からない」と答えた子が多かったのですが、劇化したあとには、おかみさんの気持ちに沿って、答えていました。今後は、全体を短くまとめたり、好きなところを発表したりしていきたいと思います。