昨年の11月から寝かせ続けた腐葉土に酸素を行き渡らせるため、土の“切り返し”を行いました。
この“切り返し”とは、落ち葉を混ぜた土の上下を入れ替える作業を指します。腐葉土を作るには、落ち葉→ぬか(微生物を増やすために必要)→土→落ち葉…というようにミルフィーユ状に落ち葉と土を交互に重ねる必要があります。
落ち葉が微生物によって分解されると腐葉土になるわけですが、分解するには酸素が必要不可欠です。ミルフィーユの最下層の微生物には酸素が十分に行き渡らないので、定期的に“切り返し”という作業が必要になります。(マニアックな話ですみません)
今年度の腐葉土づくりは今までのやり方と少し異なったため、子どもたちも少し戸惑いながら作業をしていましたが、なぜかこの“切り返し”の作業が一部の子どもに人気の活動だったりします。
手順や方法が異なるとはいえ、ホームセンター等に何気なく売られている腐葉土も手をかけないと出来上がらない。何事も手をかけることが大切なのだなと、ふと考えてしまいました。