12月4日から始まる人権週間にちなんで、今日から2週間、南小学校ではあいあいウィークが始まります。この期間中には、人権について考え合う取組がいくつか行われます。
今日はその最初の取組として、校長先生からの講話がありました。紹介します。
人権とは、人はだれでも自分らしく、幸せに生きる権利があることです。自由に遊び、好きなことを学ぶ権利など、みなさん一人一人だれもがもっています。でも、この人権が守られていないことが世界にはたくさんあります。わたしたちの学校にもあります。悪口を言う、人のことをたたく、ける、人のものを壊す、隠す、仲間はずれにする…、だれもが嫌な気持ちになってしまいます。
悪口の中には、相手の心を深く傷つけ、相手の人権をこわしてしまうものがあります。例えば、身体の特徴や生まれ持った個性、病気の人、お年寄りに対する差別の言葉は、言われた本人が直そうとしても直すことができません。こういった言葉は、いじめや暴力と同じように、校長先生は絶対に許しません。
でも、悪口を言ってしまうのは相手の気持ちを考えるゆとりがない、心が寂しいときです。悪口を言ってしまった人は、ほかのことで心が傷ついているのかもしれません。悪口を言うことで、「助けて」と伝えているのかもしれません。悪口を言われて嫌な気持ちを伝えながら、悪口の陰にある「助けて」の心に寄り添う優しさが人権を尊重することにつながると思います。
「みんなちがって、みんないい」
みんなそれぞれちがいがあります。一人として同じ人はいません。みんな違うから、いろいろな考えが出て、みんなにとってより素敵な物事が生まれていきます。
この機会に学級でも人権について話し合う時間をもっていってください。