お知らせ

平成26年度の記事

 虫の目・鳥の目ー卒業に向けて6年生に考えてほしいことー
 これから必要となる二つの目。皆さんには、虫の目と鳥の目をもってほしいと思います。
 虫の目とは「こだわり」の目。部分を虫眼鏡で見ること。これは自分が興味をもったことを見つめ続ける目。物事をじっくり見て、こだわり続ける目だと思っています。何かにこだわると人やものとのかかわりが生まれます。
 鳥の目とは「ひろがり」の目。高い位置から全体を見ること。俯瞰の目。計画に対して見通しをもち、今どこに自分が立っているかを冷静に見る目。物事を大ざっぱにとらえ、様々な立場から考える目だと思います。ひろがりをめざすと深まりのある取組ができると思います。

 
 校長先生自身の話をします。
 私はこの10年間『津島の達人ジュニア歴史検定・選手権』にこだわってきました。郷土愛を育てる教材として公式テキストを二回作りました。出前授業を行ったり、ケーブルテレビで出前講座に出演したりしました。「郷土愛はふるさと検定から」を合言葉にしてきました。パソコンに向かい、歴史読本を書き、授業のためのプレゼンテーションを作成しました。気が付けば、津島市・あま市・愛西市・弥富市の歴史読本を作ることができました。『津島の達人ジュニア検定』を6回、『あま市ものしりジュニア検定』を4回行うことが出来ました。市をあげたこれらの実践について、大学に3回にわたって論文で報告することもできました。
 また「検定・選手権」を実施するため、商工会議所・法人会・JC・ロータリークラブ・ケーブルテレビの人たちとつながることになりました。教職をめざす大学生スタッフとも出会うことになりました。何かにこだわるとかかわりが生まれ、思わぬひろがりや深まりにつながっていく。この事業はそんなことを私に教えてくれました。