先日の分散登校を始めたころから、本校ではノーチャイム制を導入しています。「3密の状況を防ぐために学級ごとに15分間の日課のずれを設けた「時差日課」を実施した時には、チャイムを鳴らすことができませんでした。すると、子どもたちは担任の指示を聞き、時計を見て行動するようになってきました。
チャイムの音は誰にも分かりやすい行動のサインです。しかし、同時にいつもチャイムの合図を待って次の行動を決める子を育てていることも事実です。ところが、チャイムをなくしてみると、「自ら気づき、自ら考え、自ら行動を起こす」子どもたちが育ってきていることを感じるようになりました。このことに私たちは喜びを感じています。
とはいえ、朝の始業時刻を知らせるチャイムや長い休み時間の予鈴、清掃終了やや前を知らせる音楽は入れることにしました。遊ぶことにも働くことにも夢中になる子どもも多いからです。
ノーチャイム制導入、このことで一日という時間が活気ある中にも静かに落ち着いて流れています。どうか、ご理解をいただきますようお願いいたします。南小の子どもたちは本当に素晴らしい子ばかりです。