『命の重み』について 南風学舎 ー校長室からー
2月3日は、私にとっては特別な日です。昨年のこの日、14年にわたって生活を共にしてきた愛犬千里(チリ)が死にました。ちょうど一周忌となりました。辛い別れでした。私はこの一年愛犬の死を通して、「命の重み」「身近な死」について何度も考えさせられました。たとえ人でなく、犬であろうと身近な死は寂しい。犬の散歩を見るたびに、愛犬のことが思い出されます。
「死」は無ではなく新たな「命」の始まりなのかもしれないと思うようになりました。というのは私の心の中に愛犬はイメージとして残り、生き続けています。完全に復活しています。私は愛犬の死を通して、決して心の中ではなくならない命の重みを感じています。愛犬とかかわった人たちが生き続ける限り、愛犬は生きているのだと思うようになりました。