『津島市観光交流センター歴史イベント 片岡春吉と尾西毛織物小史講演会』 11月16日(日)
11月16日(日)、津島市観光交流センター歴史イベントで『歴史特別講座 片岡春吉と尾西毛織物小史』について講義をしました。60人を超える参加者がありました。ちょうど成信坊(本町界隈)でウォーキングとフリーマーケットが行われ、沢山の人が出ていたことも幸いしました。毛織物は「尾張木綿の伝統的な技術をもとに発展したこと」「片岡春吉の尽力も大きいが、政治的に恵まれなかった明治の尾張人にとって沢山の産業界で活躍できる人材がいた」ことをお話しました。また春吉については「日清戦争従軍により毛織物に傾いていったこと」「片岡式二巾織機の発明というよりも、その後で技術や人的ノウ・ハウをこの辺りの起業家に広めたことが素晴らしかった」「柴田才一郎の活躍と染色整理の技術を発展させた墨宇吉・清一郎」について講義しました。最後に「津島を甦らせてくれる現代の春吉はすでに生まれているのでしょうか」というフレーズでしめくくりました。