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平成26年度の記事

校長先生の夏休み、上田薫氏の講演を聴きました  

 
 11日(月)、名古屋市のルブラ王山で教育哲学者上田薫氏の講演を聴きました。氏は戦後文部省で社会科という教科を創設し、一貫して子どもの側に立つ教育を主張してきた著名な大学の先生です。93才のご高齢とは思えない、最近の社会情勢(原爆・原発・集団的自衛権など)を踏まえ、「人類は坂を下り始めている。平らでなく傾きのある下り始めた時代の中に立っている。いい下り方をどうしていくのか」「決して子どもたちに楽観させない、割り切らない教育を進めてほしい」「自分を個として見つめる、個として振り返る、個の発見を続ける教育を考えてほしい」「あえて今は負けて、敗北を噛みしめる教育も大切である」「辛いことから目を背けない教育を。東日本大震災で経験した辛さを忘れず、楽観や割り切りに抵抗する教育を」ということを話して下さいました。