『玉置流はしょっぱく手厳しいがあたたかい』
12月11日(月)、聖徳学園大学の玉置教授をお招きし、道徳の玉置流授業研究会を開催しました。今回で6回目の授業研究会となりました。ゼミ生3名と教育に関心をもつおばゼミのHさんが来校してくださいました。
今回は6年梅組、若手のK先生の授業。教材解釈をもとにした授業づくりのあり方。授業を核とした学級づくりのあり方について学ばせて頂きました。今回も発問の大切さや子ども同士がかかわり合うための手法についても教えて頂きました。座席のあり方も考える時期に来ていると思いました。
道徳の教科化に向けて、評価・教科書の扱い・授業づくりなど玉置先生のお考えを聴くことができ、本当に勉強になりました。私は今回も若手教職員の育て方についてご示唆を頂きました。研究会の運営面で教務主任もよく頑張ってくれました。
平成27年度・・・第①回 授業は「笑顔・子どもの出力・全員参加」。玉置先生は授業(私たち教職員の様子)を見て、研究会の進め方を修正しました。道徳授業のあり方や授業技術のノウハウに力を置いてくださいました。「さすが」と思いました。「本当に力のある教師は修正力(柔軟性)があり、複数の手だてやカリキュラムをもつ」ものとあらためて思いました。6年松組で『あいさつはいらない』という資料をもとに、本当のあいさつのあり方について話し合う授業。担任の先生の意欲的な授業。
第②回 玉置崇先生をお迎えし「道徳の授業研究会」を実施しました。津南小の教職員に加えて、市内の9名の先生方と聖徳学園大学の2名の学生、あわせて11名の方が参加。3年松組、U先生の道徳の授業。『同じ仲間だから 2-(3)信頼・友情』を題材とした授業でした。子どもたちがのびのびと発言し、植村先生がゆったりと受け取る授業ができていました。子どもたちの発言が少しずつ教師との一対一の発言から、友達との一対多の発言に広がっていく様子がわかりました。
※「3プラス1の授業研究のあり方」
※「子どもたちの話し方・聞き方」
※「机の配置(グループ学習のあり方)」
※「子ども同士の交流の進め方」
※「新しい学習指導要領での道徳授業のあり方」
※「言語活動の充実」について丁寧に指導をしていただきました。
平成28年度・・・第③回授業研究会 2年松組2年目のA先生の授業。
※授業の見方(授業の立ち位置)について 前から子どもの表情を見て
※参観者は子どもの表情やつぶやきを拾い、授業者に伝えると良い。
※授業づくりの方法 ・・・ 立場の明確化(主体性をもたせるために)
※机間指導 ・・・ 〇つけ法 意図的指名へ
※オープンカンニングによる情報提供、アドバイス
※子ども同士のかかわりを重視 「かかわりをもつ出方」(「今の意見はどう」つないだ発言へ)
※ペアによる話し合い活動を
※教師は子どもの意見の価値づけを行わない。
第④回授業研究会
担任のY先生のチャレンジ(テレビCMを題材とし、付箋紙による立場の選択を行い、4人グループを話し合い活動の単位とする)を見せていただきました。またM教務のサポートも随所に感じることができました。玉置先生から「考える道徳を進めるには、考えたくなる課題が必要であること」こどを教えていただきました。
先生方の授業を観察する姿勢が変わってきていること、研究協議会も『3+1検討法』を取り入れ活発で、さらにこれまでの積み上げを冊子にまとめてあるなど、助言者としては嬉しいことばかり」
平成29年度
第⑤回授業研究会
3年梅組で若手のT先生の授業。教材研究(解釈)もとにした適切な発問のあり方。考える道徳の授業づくりの進め方。子ども同士がかかわり合うための手法。板書のあり方など、細かなテクニックを教えていただきました。玉置先生の突然の模擬授業、本当に勉強になりました。玉置先生の話を聴いていて、先生のテクニックの背後にあるものを知るためには、書籍を読む必要があることを痛感しました。